あっちに戻ってもカルシオンはいないのだ。
75話のあらすじ
カルシオンへの愛を自覚して、涙が止まらないセリーナ。つらくて死にそうだと言うセリーナを膝の上に抱えて慰めるカルシオンでしたが、セリーナのつらさの原因が生理痛だと思っていました。
はっきり言わないとわからない鈍感男に、セリーナは「愛してます」と告げます。
その言葉を、嬉しいと思いつつも冷静に受け止めるカルシオンでした。
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愛している=ここに残る、という意味ではないこともわかっているカルシオン。
愛する人と現実と、どちらも選べないセリーナ。
つらいですね。
あちらの世界には、これまで築き上げてきたものがある。簡単には捨てられない名声。
こちらの社交界なんて生易しいと感じるほど熾烈な世界で、ひとり20年も戦ってきた。その上で築いた地位だが、ここでの私は「公爵様の女」でしかない。
私はただのお飾りに過ぎないと言うセリーナでしたが、カルシオンは自力でもっと大きな成功を収められるはずだと思っていました。
セリーナの気持ち、わかりますね〜。
芸能界で生き残るのは大変だったでしょう。才能があればいいわけではなくて、さまざまな競争を勝ち抜き、誹謗中傷に耐え、その上で女優としての質も高めていかなくてはならない。
そこまでがんばってきた20年を、あっさり捨てることはできなかった。
その葛藤を見たカルシオンは、セリーナが苦しむ理由が「決断できないこと」なら、俺のそばにいてくれと説得しても罪にはならないなと言うのでした。
そうだカルちゃん、説得するんだ!
この世界でもセリーナが思うように生きていけるなら、きっとこっちを選んでくれるはず。
たしかに、あちらの世界で築いたものを捨てられない気持ちはわかるけど、カルシオンみたいないい男もなかなかいない!今掴まないと、きっと後悔するよセリーナ。
・セリーナはようやく自分の思いをカルシオンに伝える
・しかし今まで築いてきたものをそう簡単には捨てられない
・決断できなくて苦しんでいるなら説得しようと思うカルシオン
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