初めて聞いた「推し」という言葉に興味津々のカエルス。外国語か?それとも古代語か?新しい言語なのかとぐいぐい聞いてきます。
20話のあらすじ
ヘスティアが推し=最高に愛しているという意味だと答えると、カエルスはなぜか、ヘスティアが花が好きなのだと勘違いします。
それよりもカエルスは、自分が助かったことの影響を知りたかったようです。
賢いカエルスに自分の嘘がバレてしまうのでは…とヘスティアは不安になりますが、そこはうまく切り抜けます。
しかしカエルスは、自分が世界にとって取るに足らない存在なのだと誤解し…。
→「見捨てられた推しのために」はコミックシーモアでも読める!20話の感想(ネタバレ含む)&次回考察
今回は、カエルスの尊い笑顔が見られる回です。
そう、タイムパラドックスというのがありますね。例えば、本当は死んでしまうはずの人を助けたことによって、その人が本来関わるはずのなかったことが出てきてしまいますから、未来も変わってしまう。
そんな概念など知らないはずのカエルス、そこに気づくとはさすが頭いいですね。洞察が深いです。
しかし、本当に予知能力があるわけではないヘスティアは、ここで自分の能力に疑問を持たれるわけにはいきません。
だから、人が一人いなくなっても世界は回っていくという意味のことをいうのですが、それをカエルスは、自分なんて大したことのない存在だと思ってしまいます。
カエルスの存在を何よりも大切だと思っているヘスティアですから、それは違うということを力説していましたね。
こういうときは、カエルスのことを本当に思って話をしていますから、この熱意が段々とカエルスの冷え切った心を溶かしてきているのだと思います。
あんまりにもカエルスが自分の存在価値をわかっていないから、思わず侯爵様は私の推しと叫んでしまいました。推しに推しだと伝えるなんて、オタク冥利に尽きますね。