外堀から埋めていくキリアン。
37〜38話のあらすじ
ジュリエッタを妃に迎えることを了承するとともに、この件に関わる全ての人間はジュリエッタのために命を捧げることを覚悟しなくてはならないというのでした。
そして、また逃げられないように、この件はジュリエッタに知られてはならないと言います。
今後の話し合いは、公女を屋敷に帰した後のブティックで行うことになりました。
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37〜38話の感想(ネタバレ含む)&次回考察
クリスティーンは令嬢たちとのお茶の席で、キリアンがエルローズにできた新しいブティックを訪問したらしいという話を聞きます。
なんのために行ったのかはわからないけれど、噂では公女の歓心を得るためにプレゼントを買いに行ったのではないかということでした。
内心穏やかではないクリスティーンでしたが、どうすることもできません。
一方のキリアンは、フィリップとともにブティックを訪れていました。
こんなに頻繁に来られたら困るとジュリエッタはぷんぷんしていましたが、アルベルトや騎士たちの礼服を新調しにきたと言われたら、追い返すわけにもいきません。
仕方なく離れを使うことにしましたが、ジュリエッタはまだぷんぷんしています。その姿を見て、嬉しそうなキリアン。
妃になれと言った瞬間にジュリエッタは逃げ出してしまうだろうし、なによりこんなに楽しそうにしているジュリエッタから笑顔を奪うことはできないと思っていました。
キリアンは本当にジュリーのことが好きなんですね。
ブティックで生き生きと仕事をするジュリーを見て、さらに惚れなおしたみたい。
さて、クリスティーンはアイリス(ジュリエッタ)の元を訪れていました。
社交シーズンにあまり集まりに参加していないようだから、私が紹介してあげます。知り合いを作っておかないと社交界で仲間外れになるからと。
しかし、自分は次期公爵。パーティーに参加しないくらいで立場が変わることはないと堂々と話すアイリスを見て、何もかもが自分と真逆だと自己嫌悪に陥るクリスティーンでした。
これは少し、同情してしまう。
自分の考えを持って生きるなんて、普通の貴族令嬢はしてこないと思うので。
ジュリエッタが堂々としているのは、これまでの人生経験があるからで、クリスティーンが真似をするのは難しいでしょう。
そして、ブティックでの初めての会合。アナイス侯爵がマリベルと一緒に中に入ると、キリアンがいました。
ジュリエッタについて、これまでの経緯を全て聞いた侯爵は、全部自分が無知だったせいだと後悔します。
しかし問題は山積み。今は、キエルリーニ公爵からジュリエッタを守らなくてはなりません。
キリアンは、自分が皇帝になり、ジュリエッタを本物のキエルリーニ公爵令嬢として皇后にするといいます。
ジュリエッタとしてではないんですね!
公女としてなら、あの占いが本当になるってこと?
私生児のままだとたぶん側室しか無理、侍女ならなおさら。
でも、公女なら皇后になれるし、ジュリエッタの安全も守れるってことですかね。
しかし、ジュリエッタの気持ちがまだ確認できていないことだけが気がかりです。
・ジュリエッタに知られないよう、彼女がいない時にブティックに集まって話をすることになった
・クリスティーンは生き生きとしたアイリス(ジュリエッタ)に劣等感を抱く
・アナイス侯爵はジュリエッタが生きていることを知る
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