なんともすごい朗読会。参加したい。
54話のあらすじ
都心部のある貴婦人たちの集まり。販売翌日に即完売となってしまった「砂漠の赤い激情」の朗読会が行われていました。
革紐で手を縛り男性をいたぶるシーンが人気だそうで、革製品店では手足を縛る紐が売り切れたのだとか。かつら屋では銀髪のカツラが売り切れで、貴婦人たちはこの物語の世界にすっかり魅了されています。
一方アーシャは、帰りの馬車で、途中で止まって商店街で買い物がしたいといいます。
→「皇后をさらった彼は」はe-bookjapanでも読める!54話の感想(ネタバレ含む)&次回考察
この本て、双子ちゃんたちの作品ですよね!?なんともまあ、大人の世界。
明らかにタモンとアーシャがモデルですが、肝心の二人は知らないのでしょうね。タモンが知ったら大変なことになりそう。
アーシャはひとりでゆっくり買い物がしたいのに、タモンがぴったりついてくるものだから、タモンへのプレゼントも買うという約束で、外で待ってもらうことにしました。
迷惑はかけていないと言いつつ、ぴったりアーシャ様の後ろをついてくるタモンがかわいらしい。
しかも、自分へのプレゼントを買ってもらえるとなり、めっちゃ笑顔になってるタモン。この人がこんなに嬉しそうにするのは、アーシャ様の前だけでしょうね。
何を買いに来たのかといいますと、もうすぐでタナトスへと旅立たないといけないため、お世話になった人たちへ感謝の気持ちを伝えるプレゼントを買いに来たのです。
こういうこまやかな気遣いができる人だから、いまだに力になってくれる人たちがいるんでしょう。
さて買い物が終わり、店を出ると、外で待っていたタモンが「プレゼントは?」と期待いっぱいの顔で待っていました。
しかし残念!プレゼントは翌朝渡すと言われてしまいます。
しかも条件付き。聞いてないよ…と言わんばかりの不満そうな顔のタモンでしたが、すでにアーシャ様には逆らえなくなってますね。
結婚したら、アーシャ様は上手にタモンを手の上で転がして、転がっていることすらタモンは幸せに感じる、仲の良い夫婦になるに違いない。
その条件とは、明日の朝とても協力的であることだとアーシャ様はいうのですが…。
朝食の席に、なぜかカシオンが。アーシャ様が呼んだのだそうですが、タモンは当然不機嫌になります。
しかし昨日、「協力的であること」といわれましたよね。そこでも念押しされ、ぐうの音も出ないタモン。
でもこれってすごくないですか。
いくら「協力的であること」と言われたからって、タモンほどの立場の人が別に言いなりになる必要なんてないはずですが、タモンはアーシャ様に逆らわないのです。
タモン、そこまでしてアーシャ様のプレゼントが欲しいのか!
兄弟の仲を取り持つつもりなのでしょうか、アーシャ様。
・都心のとある場所で、「砂漠の赤い激情」の朗読会が行われていた
・もうすぐタナトスへ行くから、お世話になった人たちへのプレゼントを買うアーシャ
・タモンへのプレゼントは、明日の朝協力的であることという条件がついていた
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