持つべきものは良い友。
9話のあらすじ
優香の家につき、中に入る文。様子がわからず、やっぱり和真を呼んだ方がと思ったとき、キッチンの方で音がします。
中に入るとそこには無数の割れた皿が。破片で足の裏を怪我してしまう文でしたが、冷静になってよく見てみると、奥に優香がいました。
優香は、自分が役立たずの足手まといか、無価値な社会のゴミかなと言いながら泣いています。
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ひどいな…。モラハラ夫。そんなひどいこと、いうか?
そこへ、怒り狂った菜摘も登場。よかった、いい友達がいて。
優香は子供の頃から、立派な経歴の持ち主である両親から厳しく育てられていて、責められることはあっても褒められることはなかったようです。
そのせいで自分に自信が持てなくなってしまったんですね。モラハラ男のいい餌食です。
しかも、つわりで体調が悪い優香を気遣うどころか、妊娠は病気じゃないって…。ひどすぎて、言葉もないです。
そんな優香に菜摘が言ったのは、夫に「勝とう」ということ。幸せなのかもわからない、でも逃げることもできない。それなら、プライドの高い夫に勝つしかない。
不当に怒る夫にはきちんとわからせてやらないといけないですよね。菜摘のいう通りです。
こんないい友達がいて、本当に心強い。
そして、勝つためには自分の不安や弱さとも戦わないといけないといいます。その言葉が文にも突き刺さりました。
態度を改善しない限り家には帰らないと書き置きをして、優香は菜摘のところに身を寄せます。
無事に優香を送り届けた文たちは、少しドライブをすることに。和真は、モラハラで離婚した同僚の話をします。しかしその同僚は、自分がモラハラをしているという自覚はなかったため、優香の夫もそうなのではないかと言います。
そうなんだよね。モラハラって実は、している方もされている方も気づいていないパターンが多いらしい。
している方は、しつけしてるみたいな感覚だし、されている方は自分が悪いからだと考える。そのまま抜け出せない泥沼。
だからこそ、こうやって周囲の人が気づいてあげることが大事なんだ。
文は自分がいなくなったらどうするかと和真に聞きます。もちろん、困ると答える和真でしたが、文はその言葉を信じられませんよね。
和真を愛しているが、信頼できなくなったら一生一緒にいる自信がないというと、信頼されるように頑張ると和真は答えます。
・優香は夫からひどいモラハラを受けていた
・夫が反省するまで菜摘のところへ身を寄せることに
・和真を愛しているが信頼できなくなったら一緒にはいられないと言う文