「よくある令嬢転生だと思ったのに」35話・エディットは本当に強い人

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時間が愛を育むんだよ、キリアン。

35話のあらすじ

エディットに、自分のことを本当に種馬だと思っていないのかと聞くキリアン。エディットは、キリアンの立場は痛いほどわかるものの、なぜ自分にそんなことを聞くのかと思い、どうすれば私を信じてくれるか?と聞きます。

二人は、オペラを見に首都で一番大きな劇場にやってきました。こんなところは初めてなので、エディットはとても喜んでいます。

演目は悲劇のオペラ「オデリット」。オペラに感動して涙を流すエディットでしたが、物語の結末には納得していませんでした。

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35話の感想(ネタバレ含む)&次回考察

悲劇の解釈が、エディット独特でしたね。

ヒロインが、愛する隣国の王子ラスロか、お金持ちのヒューベルト男爵か迷って、結局別のお姫様と王子が結婚したことに絶望して自害してしまうのですが、エディットならお金持ちを選ぶと。

この結婚には家門の再興がかかっていました。しかもヒューベルトはお金があるだけでなく、ヒロインに愛する人がいることを知りながら待ってくれたのだと。

それに対して王子の方は、オデリットの立場を知りながら自分の正体を隠していたから卑怯だというのでした。

そして何より、ヒロインとヒューベルトには時間があった。変わらないと思っていた心も時間があれば変化するというエディットの言葉に、キリアンはハッとします。

エディットは、甘い言葉で人を惑わそうとしているのではなく、誰よりも強い人なのだと、ようやくエディットの本当の姿の一端が見えたようです。

原作の力が弱まっているからか、システムの声に惑わされることなく、キリアンの意思でエディットを見るようになってきていますね。

とてもいい傾向です♪

ほんとはもっと自分がやってきたことを反省して欲しいけれど、システムの力で仕方なかった部分もあるし、なによりもエディットが辛い思いをしなければそれでいいかと思います。

絶望して自ら命を経つなんて、そんな馬鹿馬鹿しいことをしませんね、エディットは。

自分の人生を大切にしている人だから。

今回のストーリーのまとめ

・キリアンに誘われてオペラを見にきたエディット

・オペラには感動するも、結末には納得いかない

・エディットの見解を聞いて、この人は本当に強い人なのだと思うキリアン

→36話へ続きます。

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