リオネルのシックスパック、ありがとう。
44話のあらすじ
アデルがじぶんの幕舎にいるはずがない、これは夢だと思い、アデルに顔を近づけると…アデルに名前を呼ばれて我にかえります。
刺客を確認しにアデルの幕舎に戻ると、血痕だけを残して死体は消えていました。
証拠隠滅をはかったたようですが、あれほどの魔力を持つものは公爵かレノックスしかいない。デスポーネ公爵はこんなに詰めの甘いことはしないので、レノックスの単独犯であるとリオネルは結論づけ、暗殺未遂の事実を公表すると言いますが…。
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あのまま、アデルが声をかけなければどうなっていたのだろう…。リオネルは自分の気持ちのままにアデルを抱きしめてチューしていたのかなと思うと、少し残念でした。いや、まだ早いのか。
今回はリオネルの胸筋だけでなく、シックスパックも拝めたのでよしとしますか。
リオネルはアデルへの気持ちを自覚し始めた段階ですから、もう少し愛情を熟成させてから距離を縮めた方が二人の関係が強まるかな。
アデルは暗殺未遂を公表しないと言いました。え、公表した方が良くないか?そうすれば、いくらレノックスがバカでも、もう襲ってくることはないのでは?と思ったのですが、アデルの言う通り、それを公表すれば公爵はリオネルの責任を問うてくるでしょう。間違いなく。
こんな緊急時でも頭の回転が速く、先を見越した判断ができる皇后陛下は本当に人の上に立つべき人なんだなと改めて実感しました。
リオネルは責任を感じて、寝ずの番をするといって幕舎を出て行きました。
その頃あほなレノックスは、暗殺に失敗したことを知りながら、まだ自分の保身のことしか考えていません。
確たる証拠がないのだから、今手を引けば無事にいられるものを…皇后陛下が最上級のストライカーであり、最上級のキーパーでもあることがわかってしまったため、必ず始末しなければならないと決心していました。
だから、かなわなかったでしょ…。
どうしてまた暗殺しようと思うのか。先を見越して動くことができない人間はいつか自滅します。早く自滅して欲しいものです。
ブリュンヒル・アレクサという女性が出てきました。彼女はエフモントストライカーランキング2位の実力者ながら、貧民街の孤児だったために魔法師団ではなかなかその実力を認められずにいました。
全国に魔法使いを常駐させるべきと主張しても聞き入れられなかったので、デスポーネ公爵に対抗できる情報を集めていました。
そこに現れたのが、アデルなのです。彼女にとっては、救世主のような存在に映ったのではないでしょうか。
皇宮に塔が降ってきた時も、レノックスの後ろについていましたね。いつものようにのらりくらりと準備をして出動するレノックスに腹が立ったとしても、彼女の立場ではどうすることもできなかったのでしょう。
そんなときに、一人で塔を破壊できる実力者がやってきた。しかも、塔が地上について魔物が出てくる前に破壊できる。ブリュンヒルからすれば、この人こそ自分が付き従うべき人だと本能で悟ったのではないかと思います。
彼女のような実力者がアデルの味方になってくれたら心強いですね。
さて、ヴィエッタ侯爵領は阿鼻叫喚の地獄と化しています。魔物が塔から出てきてしまったため、もうなすすべもない。
侯爵も神頼み。その時現れたのは…我らが皇后陛下です。
ワイバーンを一撃で倒した。更なる活躍は、来週のお楽しみですね。
早く1週間経って欲しい!!
・アデルはリオネルの立場を考え、暗殺未遂事件を公表しないようにと言う
・レノックスは暗殺に失敗したが、改めてアデルを始末しなければと決心する
・討伐隊、ようやくヴィエッタ侯爵領に到着