すべてにおいて、リオネルにはかなわないって。
40話のあらすじ
貧民街を処理するのではなく塔を処理するのが先だというアデルに、リオネルが入れ知恵をしたのだと誤解する皇帝。
皇后がリオネルを敵視するのは、前皇后が文武両道のリオネルを可愛がり、自分を見てくれなかったからです。
そして、貴族を操るには塔の力が必要だというデスポーネ公爵の言葉に惑わされてしまっているのでした。
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塔がなければ貴族たちが自分に従わないという皇帝の言葉に、愕然とするアデル。それでも、国民のために塔をなくさなければと進言しますが、皇帝は聞く耳を持ちませんでした。
愛はなくとも、皇帝と皇后としての役割を果たしたいと真剣に思っているんですよ、アデルは。
考えているのは国の将来と国民のこと。自分の権力だけを考えている皇帝とは大違いです。
自分が誠心誠意手伝うから、どうか塔を処理して欲しいと頼んでも、とりあわない。馬鹿だな。超一流のストライカーがここにいるのに。
と思ったら、次回塔が降ってきたら皇后が処理するようにという皇帝。
アデルのことをなめすぎです。
どうせできないと思って、先頭に立たせる気です。全然大丈夫なんだけど。むしろ、あなたの立場がますます弱くなるだけなんだけど。
さてゴットロープから、カイン・ノックスとギベリン・ルハンが旅立ったようです。
銀髪のカイン、めちゃめちゃイケメンです。
最後に、エリザベータ皇太女(グランド公爵)とヴァルドロ公爵(リオネルの兄)が離婚した理由がわかりました!
皇帝とデスポーネ公爵が、皇太女の配偶者から政治的な権限を奪う法案を作ろうとしたからです。
エリザベータ皇太女がそれに気づき、ヴァルドロ公爵を守るために離婚したんですね。
仲が良かった二人が離婚しなきゃならなかったなんて。
ほんとにクソだなあ、こやつら。権力の私物化が過ぎる。皇帝は馬鹿だから仕方ないとして、本当の悪者はデスポーネ公爵ですね。こいつをなんとかしなければならない。
・皇帝は、前皇后がリオネルをかわいがっていたから、リオネルを敵視している
・塔を破壊してほしいというアデルの願いも虚しく、貴族を操るために塔が必要だという皇帝
・エリザベータ皇太女がヴァルドロ公爵と離婚したのは皇帝とデスポーネ公爵の悪巧みのせい