どいつもこいつも…。
38話のあらすじ
本当に妊娠したのか?と皇帝に聞かれ、まだ診断が確定していないと答えるディアン。そのまま出て行こうとする皇帝を引き止めて、嬉しくないのかと聞きますが、「ああ嬉しいとも」と無表情で答えて出て行ってしまいました。
皇帝の聖母は後継者を産んだにもかかわらず、皇帝の母としては認められていませんでした。しかも息子はすぐに奪われ、皇后の養子に。
ここへきてようやく、自分との子供を望んでいなかったのかもしれないと気づくディアンでした。
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自分が皇后に認められなかったという過去があるから、皇帝は血筋にこだわっているわけですよ。今は伯爵令嬢とはいえ、平民出身のディアンとの子供なんて、欲しいと思うわけがない。
その証拠に、皇帝は母の記録を書き換えていないのです。自分が皇帝になった時点で、母の立場が良くなるように記録を書き換えることなどいくらでもできたのに。
ああ、今頃気づいてしまいましたね、ディアン。子供ができれば愛人の立場も磐石!と考えていたのかもしれないけれど、それは甘かったですね。
皇帝の気持ちはすでに離れ、アデルに向いてしまっているし。アデルはゴットロープの皇太女で正妃です。血筋は全く問題ない。
どうやら皇帝は、避妊薬を使っていた模様。医師を問い詰めてます。このままでは皇后の立場がまた揺らいでしまう…と思った皇帝、ディアンの妊娠を利用してアデルの気持ちを取り戻そうとしているようですが。
無理だって〜。そういうことじゃないんだって〜。
で、ディアンの妊娠を利用しようとするやからがここにもう一人。デスポーネ公爵です。
レノックスをアデルと対決させようとしていたくせに、レノックスから妊娠の話を聞いたら、対決なんてしなくていいよと言い出し、妊娠の贈り物に象牙殿をプレゼント!と言い出しました。
あほだなあ…まだ妊娠しているかどうかわからないのに。
公爵は、皇帝が避妊薬を使っていることを知っていました。だから怪しい…と思いつつも、アデルを牽制するために再びディアン側につくようです。
浅はかだ。
象牙殿の話がアデルにも伝えられ、どうしようかと悩むアデル。
こんな時に浮かぶのはリオネルの顔。もうすっかり、心の支えになっているんですね。
・自分との子供は欲しがっていなかったのかと気づくディアン
・妊娠の話を聞いて、再びディアン側につくデスポーネ公爵
・ディアンが象牙殿に戻る話がアデルにも伝えられる