「悪役として生き残る方法」の第1話〜第5話のあらすじ&ネタバレです。
小説の中に入り込んでしまった主人公・予安。いきなり皇帝だと言われて、普通なら逃げ出したくなると思いますが、天性の明るさでなんとかこの世界に馴染んでいきます。
まず考えなくてはならないのが、河清との和解。どうすれば北国が滅びずに済むのか、皇帝として動き出します。
1〜5話のあらすじ
簫予安は簫氏グループの後継者で、優秀なエリートとして日々仕事にいそしんでいました。
しかしある日、余命宣告を受けてしまいます。人生の最盛期に余命宣告なんて…今まで読んできた権力者の物語に、そんなものはありませんでした。
そんな予安には、最近気になるネット小説がありました。北国に攻め込まれた南燕国の皇子が主人公で、北国の捕虜となり辛酸を舐めるが、最後には北国を抜け出し故郷に戻ります。
北国の君主を打ち取り、天下も統一するのに、その後は女遊びにふけるという納得のいかない展開に。そこで予安は、そのネット小説に感想を送ってみることにしました。
スマホから感想を送った後、うとうとして目が覚めたら…
そこは見たこともない、古代の宮殿でした。まさか、死んで転生でもしたのか?と思っていたところへ「陛下」と声をかけられます。
ということは、自分は南燕国の皇子に殺される君主に転生してしまったらしい!
さて予安は地下牢に向かいます。この小説の主人公、晏河清に会うためでした。
北国の先帝はあまり賢い人ではなかったため、南燕国が飢饉に陥ったことをいいことに攻め込み、皇子を拉致した上に宝を隠すという、恨みを買うとしか思えないことをしていました。
このような劣悪な環境に置かれながらも目つきの鋭さを失わない河清を見て、さすがは主人公だと思います。
ケガをしていても美形。
ここで殺してしまえば自分の身は安泰でしたが、主人公を手にかけるなどできるはずもなく。予安は「もう少ししたらここから出してやるから」とささやいてその場を後にします。
その頃河清は、牢から出され手当も済んでいました。ガラスの破片か何かで、足の鎖を切り離したところ、陛下がやってくるという声が聞こえたため、寝床に入り寝たふりをします。
部屋に入ってきた予安が河清の様子を伺うと、顔が赤く、汗もかいているようです。好意で着替えさせてあげようと思うものの、こちらの世界の服の作りがわからず、手間取ってしまいます。
帯が解けずに、歯で解こうとしたところ、何かを誤解した河清に思い切り蹴り飛ばされ、襲われそうになります。
予安は、自分は北国の君主ではないと言います。にわかに信じがたい河清でしたが、腰帯の内側に隠してある母の形見のかんざしについて指摘されると、予安の話を聞くことにしたのでした。
小説の読者だといってもわからないでしょうから、自分は「君の父さんの友人」だというのですが、まあそれでもわからないので、自分は一度死に、目が覚めたら北国の君主に生まれ変わっていたんだと打ち明けます。
なぜ自分を助けたのかと河清に聞かれます。予安は、殺すつもりなら地下牢で殺していた、君を殺すつもりなんかない、何があっても、今後君を傷つけるつもりはないと告げました。
翌朝、紅芯から着替えを受け取り、河清を内務府へと向かわせようとします。
慣れない着物に四苦八苦している予安を見かねて、河清が着替えを手伝います。まさか、また襲われるのかとビクビクしていた予安でしたが、ただ手伝ってくれているだけでした。
改めて近くで見てみると、河清は息を呑むほどの美形です。
あとで紅芯に内務府を案内してもらってと言い残し予安は先に部屋を出ます。紅芯には、気に入ったのなら後宮に入れれば良いのにといわれますが、予安は適当に濁します。
1〜5話の感想(ネタバレ含む)&次回考察
5話までは無料で読めます。
転生ものは、事故などで死んでしまって…というケースがほとんどですが、予安はまだ死んでいませんでした。
ただ、余命宣告をされたことで、死んだのと同じ扱いになったのでしょうか。
予安は死にたくない一心で河清を助けましたが、いきなり「自分は皇帝ではない、死んだら皇帝に生まれ変わっていた」といわれても、にわかに信じがたいのは当然かと思います。
しかし、明るく屈託のない予安の性格に、何か感じるものがあったのでしょう。河清は不審に思う気持ちを持ちながらも、怒っている様子はなさそうで、これからどう進展していくのかが楽しみです。
それにしても河清は美形です。予安はかわいいです。
いつごろ、デレになるのでしょうか。