メイド長、クビになっちゃえ。
第51話のあらすじ
グレディス姫と対峙したことで緊張していたのでしょう、帰りの馬車の中でエルナは具合が悪くなってしまいます。
メイド長はグレディス姫の共犯に違いない、王子様に告げ口しましょうというリサに、今日のことは秘密にしてというエルナ。
悔しくないのかと聞くリサに、悔しいから秘密にするのだというエルナでした。
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悔しいからこそ告げ口しない。エルナの気持ちもわかるけれど…。
ここで告げ口しても、根本的な問題が解決するわけじゃない。ビョルンに頼って何かしてもらったとしても、自分の立場がよくなるわけじゃない。
エルナなりのプライドなのだと思いますが…。
でも、悔しいなあ。メイド長とグレディスにギャフンと言わせてやらないと。
前回、予定より早く帰ってきたビョルンは、エルナのノートを見て、メイド長のカレンがエルナをどう評価しているのか悟りました。
グレディス姫の影響を避けながら社交活動をすることは事実上無理。しかし、グレディスやラルス王室と貴族との付き合いには微妙な差がある。
表面上は仲がいいけれど、実はそうでもないみたいなことがあり、本来ならメイド長がそれを教えなくてはならないのに、教えていなかった。
エルナのノートを見てそのことがわかったビョルンは、遠回しにカレンを非難しています。
こういうときは、王者の風格ですね。ビョルン、さすがです。強い言葉で非難したわけでもないし、怒りをあらわにしているわけでもないのに、相手を威圧する存在感。
この状態で告げ口されたら…と焦るカレンでしたが、そこへエルナが戻ってきます。
リサの怒りの表情から、グレディスと会ったことは明白です。
でも秘密にすると決めたから、何も言わないエルナ。ああ、もどかしい。
リサがエルナの味方で良かった。リサ、ありがとう。これからもエルナを支えてあげてください。
王子様、エルナのノートを燃やしてしまおうかと思うくらいなら、もっとエルナに寄り添ってあげてください。
・エルナは、グレディスに会ったことは秘密にしてとリサにいう
・ビョルンはエルナのノートを見て、カレンがエルナをどう評価しているのかわかった
・自分がスパイだったことを告げ口されるのではとビクビクするカレン