リオネルの、アデルを見つめる優しい眼差し。
31話のあらすじ
今頃皇后陛下はヴァルドロ家でリオネルと一夜を共にしているはずと、余計なことをいうディアンにイラつく皇帝でした。
アデルは今夜もお酒を飲んでいました。今日はただお酒を飲みたい、酔いたいというアデル。
リオネルの表情を見て、補佐官という立場に複雑な思いを持っているのだと誤解したようです。
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アデルは、リオネルが補佐官を辞めるときに、恋人関係ではなかったと公式に発表するから大丈夫、とリオネルを安心させようとしますが、違うって!
リオネル、そんなことは心配してない!
ほんとに強いお酒飲みすぎて健康を害したらいけないと思ってだけだし、噂されることだってなんとも思ってないってば!
…って、まさか今の段階で、リオネルが自分のことを好きだってわからないですよね。リオネルだってまだ自覚してないし。
リオネルは自分も酒をぐっとあおって、名誉なんて気にしてないとはっきり告げました。
するとアデルは、「私の恋人になりたいの?」とリオネルに聞きます。
そこで、「はい!」って答えないリオネルがまたいいんだなあ。皇后陛下を尊重しているからこそ、安易に恋人になろうなんて思ってない。
私はそなたを裏切らない、私も陛下を裏切らない。
二人が固い握手をかわして、信頼関係がより強くなった夜でした。
でも危なかったな〜、リオネル。
フラついたアデルを支えたとき、顔が近くなってしまった。
これは危険だって、自分でもわかってる。
それ以上近づいたら、気持ちがとめられなくなっちゃうことを、本能的にわかっているのでしょうね。
いや、もう止めなくていいけれども。補佐官だし。
・アデルは今日もお酒を飲んでいる
・あなたの名誉は守るというアデル
・お互い、裏切らないと信頼関係を確認するふたり
→32話へ続きます。