
知らんがな、貴族の事情なんて。
48話のあらすじ
逃げる途中で、運良くイーサンに会ったポーラ。車に乗せてもらいます。
ポーラが何かから逃げていることを悟ったイーサンは、その原因がジェームズにあるのだろうと察し、ジェームズと自分の関係について話してくれました。
自分が何もしなかったこと、ジェームズを止められなかったことを後悔しているイーサン。イーサンが現実から目を逸らさなければ、一連の出来事は起こらなかったのだろうかと思うポーラでした。
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諸悪の根源は、ジェームズだったのか。
ジェームズの過去
ジェームズは、父の再婚相手の連れ子。世間的には「婚外子」となっているけれど、再婚相手とその元婚約者の間にできた子だから血は繋がっていない。
それでも、差別されないように、婚外子として認めてくれたお父さんを死なせ、ルーカスを狙い、ヴィンセトまで失明させた。

えええええ。ジェームズって、どんだけ悪党なの。
後継者にしてもらったのに。
イーサンは、そんなはずはないと、現実から目を逸らし続けてきたんですね。その結果が、これだ。
今は、ポーラの命も危うくなっている。
イザベラ侍女長の話だと、執事長がポーラ不要と判断したから逃げてるんだけど、元はといえば、ルーカスが襲撃されたことをポーラが知っているから、ジェームズに狙われると思ってヴィンセントがポーラを逃がしているんですよね。
貴族って、ほんとなんなの?と思います。
ルーカスの思い
なぜこんな秘密を、一介の侍女に話すのか。それは、いつ●してもいいと思っているから。
残酷な現実を口にするイーサン。
ほんと、貴族ってなんなの……。
ただの人でなしじゃん。こんなやつらに振り回されるポーラが哀れで仕方ない。

でも、ヴィンセントだけは違うと思いたい。ポーラのためにも。
そして、ルーカスも多分、違う。違うと思いたい。
イーサンみたいな思想を持っているとは、思いたくない。
会うのが最後なら、もう一つ秘密を話すというイーサン。ルーカスは、ポーラに惚れていると。あの、金色の文字の手紙、相手はイーサンだったのですが、イーサンは最初から、ポーラが返事を書いていることを知っていた!
手紙を通してポーラに思いを馳せ、実際に会ってみてその人柄がわかったから、好きになっちゃったのね。

あの家でまともなのは、ルーカスだけだったか。
気になるのは、なんでジェームズは、イーサンではなくルーカスを狙っているかってこと。ライバルはどっちかといえばイーサンじゃないの?
イーサンを消さないということは、イーサンもグルなんじゃないの?と思ってしまいます。
ポーラ、大丈夫?
・ポーラはイーサンの車に乗せてもらった
・ジェームズが父やルーカスを狙ったのだと話すイーサン
・秘密を話すついでに、ルーカスの思いもポーラに伝える
→49話へ続きます。



