
やっぱり、モルビドゥスだったんだ!
外伝(5)のあらすじ
アクシアスを含め、大陸が火魔におそわれたとき、マラディエラは疫魔たちを指揮してアクシアスを守りました。人々はその姿を見て、角があるマラディエラを、特別な友人として迎え入れます。
ハビストン悪魔学の本には、悪魔は置いたり成長したりしないとあり、モルビドゥスも幼少期のようなものはなかったと言います。しかしどうやら、マラディエラは身長が伸びているようで……。
マラディエラの世話をしていたデミアンは、悪魔についての仮説を立て、物議を醸す可能性があることはわかっていながら、その考えを文章にしました。
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外伝(5)の感想(ネタバレ含む)&次回考察
今回から、難しいな!
モルビドゥスが残っていてくれたことが、嬉しい。
角が見えなくて、少しビジュが変わっているけど、美しいことには変わりない。
さて、今回からマラディエラの話になりました。

かわいい悪魔ですよ。
悪魔というのは人間の絶望と欲望から生まれるとされていて、高位悪魔はうまれたときから欲望や記憶を持っている。
マラディエラの場合は、大きくなりという欲望がありました。
それは、マラディエラが幼い姿をしているから?
そもそも、高位悪魔は生まれた時から大人の姿だから、マラディエラの方が特別。

モルビドゥスもこんな例は知らないらしい。
ここでデミアンが立てた仮説は、マラディエラが子供の死から生まれたのではないかということ。
別邸にいた、アンナ。病気で亡くなってしまいましたよね。
だから小さいんだ。
で、マラディエラが今成長しているということは、どういうことなんだろう?
悪魔は成長しないはずなのに。
このことがアクシアスにとってプラスになると良いのですが、どうやらデミアンの仮説はかなり物議を醸しそうなので、リエターたちがまた色々な騒動に巻き込まれたりして。
・マラディエラはアクシアスで「特別な友人」として迎えられている
・大きくなりたいと思っているマラディエラは、どうやら身長が伸びているらしい
・マラディエラは子供の死から生まれたのではないかと仮説を立てているデミアン
→外伝(6)へ続きます。

