
いい子なんだけどね。
20〜21話のあらすじ
目が見えないことがバレなければいい。目が見えるふりをしてヴァイオレットと話せば良いのだとイーサンが提案し、ヴィンセントは反発しながらも、結局イーサンの話に乗ることになりました。
面会に備え、ポーラがヴァイオレット役となって、視線を合わせ、会話をする練習をします。意外とうまくできましたが、あまり長く話すとバレるため、疲れたと言ってヴィンセントから会話を切り上げることにしました。
問題は退室。自然に歩かなくてはなりません。練習のためにヴィンセントの手を取るポーラは……。
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20〜21話の感想(ネタバレ含む)&次回考察
ヴィンセント、イケメンだからね。その言葉が、自分に向けられたものではないことはわかっていても、ドキドキしちゃったのよね、ポーラ。
ポーラだって、女の子だもの。
するとイーサンがそれに気づいた。ポーラに、その前髪はわざとか?と質問します。
顔が見えないように伸ばしてるのか、それでも顔が赤くなるのは隠せないねと言われ、いたたまれない気持ちになるポーラ。

なんだろ、釘を刺したつもりなのかな。
ポーラだって、わかってるよ。自分の身の程くらい、わきまえてるよ。
でもさ、こんなイケメンとずっと一緒にいて、しかもめっちゃ頼られてるんだから、つい意識してしまうことくらいあるだろうよ。
ここであえて、赤面を指摘する意味ある?イーサン、性格悪くない?

イーサン、やっぱり好きになれない。
さていよいよ、ヴァイオレットとの面会です。うまくいくかなー。心配だなー。
ヴァイオレットは会えた喜びで興奮しているけど。
ヴィンセントを思う気持ちは本物だと思う。いい子だし。
ただ……苦労を知らずに育ったお嬢様特有の、なんというか、他者の気持ちを汲み取れない傲慢さのようなものが、垣間見えるんだよな。
ちょっと、気持ちの押し付けがすぎるというか。
色々と危険な目にあった人が、どれだけ心をすり減らせていたのか、人と会う気持ちになれなかったのはなぜか、そういったところをおもんばかることは難しいらしい。

本人が会いたいというまで、待つことはできなかったのかなと思います。
ヴァイオレットの「会いたかった」に、ヴィンセントは練習の時と同じく、少し意地悪そうな笑みを浮かべて「ありがとう」と答えるはずのところ、今度からはちゃんと返事を書くよと答えます。
ポーラ、???となってる。
ヴィンセントはどうして、セリフを変えたのかな。
まあ、とりあえず順調に話は進み、体質となった時……ヴァイオレットがヴィンセントに走っていって抱きつき、目を見てしまいます。
ああ、気づかれちゃった……。
思わず逃げようとして転び、鼻血まで出してしまうし。ヴィンセントがかわいそすぎる……。
ヴァイオレットは、この事実を知っても変わらないと思うけど、どうしよう。最悪。
・目が見えるふりをして会えばいいというイーサンの提案に従い、会話の練習をするヴィンセント
・ヴァイオレットとの面会、途中まではスムーズに進む
・退室の時にヴァイオレットがヴィンセントに抱きついてしまい、目が見えないことがバレる
→22話へ続きます。

