
護衛はどこに行ったのよ。
58〜59話のあらすじ
クロルドの愛人であるリベンシア・モンフォールが早朝からユディットを訪ねてきました。仕方なくお茶を出しますが、リベンシアはフラビアの悪口ばかり。
ユディットは間もなく行われる狩猟大会の話に切り替えます。リベンシアは自分が目立つことに必死なようでしたが、ユディットは彼女を適当にあしらいます。
その頃、フランツはロゼロと剣の稽古をしていました。これまでロゼロは、戦地で大活躍していたものの、共に戦っていた両家の貴族たちのメンツを守るために、自分の功績は隠してきたのでした。
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58〜59話の感想(ネタバレ含む)&次回考察
ロゼロの国もいろいろ大変なんですね。だから、皇室の安寧のため、自分が前に出ることはしなかった。
出る杭は打たれるってことですね。それはどこも同じだなー。
そんなロゼロを心配していたフランツ。この二人、本当にいい関係ですね。
ロゼロは、こないだ市場に視察に行った時、蛇紋石の指輪をはめた男を見たといいます。
こいつはたぶん危険人物なので、気をつけろとフランツに伝えます。
どうやら、戦場でその男を逃したのが、ロゼロなんだとか。
その男……武官トゥードバンという人。ライティアン公爵と手を組んでる。
どうしましょう。ユディットを始末しろと命じてますけど……。その命令を成し遂げたら、ロゼロを始末できるように手を貸すと。

でも、この人は本当にロゼロを恨んでいるのだろうか。
戦争して、彼の王国を滅ぼしたのはロゼロかもしれないけど、そのことで恨んでいるというよりは、戦場で自分を●さなかったからということみたい。
軍人としては、戦場でちりたかったのでしょう。相手に命を助けられるなんて屈辱以外の何ものでもない。
それはわかるけど。それなら、市場でロゼロに遭遇した時に、なぜ●さなかったのでしょうね。
さて、いよいよ狩猟大会の始まりです。ユディットも参加するようです。
なぜか不安でたまらないユディットは、フランツを探しにいきますが……

あなた、フランツのことより、自分の心配をしなければ。
ほら。あの男がきた。
フランツも矢が当たってしまうし、ユディットも狙われているし。
というか、王太子夫妻にもっと護衛がついてもいいのでは?
さっきまで、ユディットのそばにはチェラアンがいましたけど、フランツはひとりなの?王太子で、それはないでしょう。
いくら狩猟大会とはいえ、護衛がもっといれば、こんなやつに襲われずに済んだのに!
・ロテイアで久々の狩猟大会が行われる
・ロゼロは戦場で功績を上げるも、それを隠してきた
・ロゼロに恨みを持つトゥードバンはライティアン公爵と手を組んでエディットを狙っている
→60話へ続きます。

