
いつまで強がってるの、あなた。
117話のあらすじ
エルナがいなくなってから、再び友人たちがいる賭博場に出入りするようになったビョルン。いくら稼いでも、気持ちが晴れるわけではありません。友人たちも、早く大公妃に戻ってきて欲しいと思っていました。
ビョルンは、シュベリンの駅の前で、エルナに出会ったときのことを思い出していました。自分もエルナの美しさに魅了された男の一人であり、友人たちとの賭けに参加したのも、決して掛け金だけのためではなかった。
その賭けのことをエルナに知られているとわかったとき、頭の中が真っ白になってしまったのです。そんなことを思い出しながらも、ビョルンはエルナと離婚するつもりはありませんでした。
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117話の感想(ネタバレ含む)&次回考察
なんだ、ビョルン、一目惚れだったのか。それでいて、あの扱いか。
どんだけ小学生なの。なんで好きな子を大事にできないの。
あほなの(あほです)。
しかも友人たち、大公妃はいつ戻ってくるんだ、じゃない!元はといえば、あの賭けから始まったんじゃないか!
あなたたちにも、責任の一端があるのだということを自覚して欲しい。
ビョルンが未練タラタラでひとり悶々としているころ、エルナはバフォードで平穏な日々を過ごしていました。

エルナ〜!久しぶり〜!
エルナの優しい笑顔が戻ってきた。
帰れる場所があって、ほんとによかった。おばあさま、優しくエルナを迎えてくれて、ほんとにありがとう。
今はとにかく休んで、心の体力を取り戻して欲しい。
そして、今エルナが待っているのは、離婚の書類。
毎日のように、郵便が来ないかどうか、チェックしているようです。

あの問題な王子様はね、離婚するつもりないみたいよ。
どうする、エルナ?離婚の書類より、本人が直接来るかもしれないよ。
今は意地を張ってるけど、やつはもう、エルナなしでは生きていけないはずだから。
心を入れ替えて、そして心の底から謝罪するなら、会ってやってもいいと思うけど。
今日も郵便が来ない……と、家の中に戻ろうとしたその時、「妃殿下!」とエルナを呼ぶ声が。
リサ!!
リサがきた!!
涙でぐちゃぐちゃになったリサを見たら、こっちも泣きそうになったよ。
シュベリンのことは思い出したくないだろうけど、リサがきてくれたのは嬉しいんじゃないかな。
このまま、平和に、リサも一緒にバフォードで暮らそう。
・エルナが帰ってこないので、やさぐれているビョルン
・エルナはバフォードで平和に暮らしている
・リサがバフォードに到着
→118話へ続きます。

