
気づけ、早く気づけ!!
110話のあらすじ
ビョルンに馬を買ってやるといわれたエルナは、ぎこちない笑顔で断りました。この1ヶ月、食事の味も感じないし、ぎこちない雰囲気の中で、意味のない会話の繰り返し。
ビョルンはいつも、エルナに高価なものを買ってくれようとしましたが、エルナには必要のないものばかりでした。
そんな中で、エルナは、水曜日にアルセン家を訪問することにしたとビョルンに伝えます。ビョルンは、おばあさまに来てもらった方が良いのでは?と言いますが、ここはエルナが譲りませんでした。
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110話の感想(ネタバレ含む)&次回考察
もう、食事の味もしなくなってるなんて……ビョルン、なにしてるんだ?
しかも、エルナが「ありがとうございます」というのに、おうむ返しは飽きたって……。
エルナはもう、心が死んでるのよ。

すべてが、「時すでに遅し」なのよ。
ビョルンが、「表面上」は、エルナを気遣うようになったが、遅い。
メイドたちが、かいがいしくエルナのお世話をするようになったけど、遅い。
どうしてこんなにボロボロになったエルナが、まだ「努力しなければ」なんて思わないといけないの?
エルナがどれほどボロボロになっているか気づかないビョルン。
新しいベッドが届くとエルナに告げ、口ごもるエルナに対して、「まだ時間が必要なのか、いったいいつまで待てばいい?」とは。
妻の心が回復するまで、いつまでも待つのが夫ではないのか?

もう、埋めようのない溝。見えない壁。
ビョルンはまったく気づいていない。
夫が一番妻を気遣い、心配しなくちゃいけないのに、その役目はフィツ夫人になっている。
エルナの様子が、明らかにおかしい。
たぶん、壊れる一歩手前。
1日も早く回復するためには、いったん、おばあさまのところに戻った方が良いのでは?
・方向が間違っているビョルンの気遣い
・エルナは、ビョルンが努力していることはわかっていても、心がついていかない
・エルナの様子が明らかにおかしい
→111話へ続きます。


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