リオネルのガーン!がかわいすぎるんだが。
外伝2のあらすじ
アデルが塔の破壊遠征に発ってはやふた月。リオネルは、アデルの好きな食べ物とお酒、プレゼントなどを用意して、いまかいまかと帰りを待っていました。
そして、待ちに待った帰国。リオネルは、パーテイーが終わったら、1日中ふたりきりでゆっくりしようと思っていたのに、勝利を記念して私と夕食をとりましょうと、アデルは皇帝に誘われてしまいます。
これまでも陛下は、「記念」を理由に何度もアデルを私から奪った!と、リオネルは一人悶々とするのでした。
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外伝2の感想(ネタバレ含む)&次回考察
皇帝のお誘いで食事に行ってしまったアデル。リオネルは、もしかしてアデルは私に会いたくないのかと、ひどく落ち込んでいます。
そして、こちらにも妻に会いたくて仕方ない男が一人。テセウスです。
皇帝は、自分が急に帝位についてしまったため、能力が不足していると思い、日夜帝王学を学んでいました。
腰が痛くなって、座っていられなくなるまで……。
だから、テセウスも、リーズに会えなくて寂しい思いをしているのです。
この兄弟、どんだけ愛妻家なのか。うらやましい。
しかも、そんな男たちの気持ちを知ってか知らずか、アデルとリーズはぐびぐびと蜜酒をあおっている!
ギグス夫人があきれるほどに。
でもこれも、必要な時間なのですよ。リーズにとって、アデルは数少ない、腹を割って話ができる同性の友達だと思います。
しかも、皇太女だったから、帝王学も学んでいる。悩みを相談できる。
リーズは、君主としての教育を受けていなかったため、助言者が必要だったのです。塔を破壊すれば平和になると思っていたけれど、それは平和な世の中を作る以前の話。
塔がなくなってから、この国をどう立て直せばいいのか。バカな弟と叔父のおかげで、政治はぐちゃぐちゃですから。
で、ギグス夫人が、アデルの意見を聞いてみたら?と助言したわけ。しかし最初は、アデルに断られてしまいます。
アデルはゴットロープの人間なので、下手に口出しをすると、内政干渉だと外交問題に発展する恐れがあるからです。
さすが、アデル様。
そこでリーズは、「酒の席の会話」と強調して、話を聞いているという状況です。
リーズには必要な時間でしょう。でも二人の夫が凹んでいるのを知っているギグス夫人は、明日は可能な限り、夫君とお過ごしくださいと釘を刺します(アデルはそのまま泊まる予定だった)。
救世主って、ギグス夫人のことだったか!
相手の立場に立ってみればわかることと、さりげなくアデルを諭すギグス夫人。その一言で、アデルは「家に帰る!!」って飛び出して行きました。
なるほど。ギグス夫人、グッジョブ。
・アデルは遠征から2ヶ月ぶりに帰ってきたのに、皇帝と食事に行ってしまう
・リーズも忙しく、嫁ロスで寂しがるヴァルドロ兄弟
・不憫に思ったギグス夫人は、女性陣をさりげなく諭す
→外伝2(2)へ続きます。
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