毒親、ふたたび。
17〜18話のあらすじ
地上に行く方法を知っているのかと取り乱す麗を、とりあえず落ち着かせる淵絹。幼い頃のことでほとんど覚えていないこと、守護霊の暴走によって強制的に連れていかれただけなので、わからないといいます。
淵絹は、麗の元夫が地上にいると思っているので、それでも恋しいのかと聞きます。
そして、自分がいない夜は、絶対外に出かけないようにと釘を刺します。地下の夜は死んだ人の魂が集まってくる時間。生前に犯した罪の罰を受けるのが嫌で、生者に危害を加える魂もいるので気をつけるようにと言います。
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17〜18話の感想(ネタバレ含む)&次回考察
闇の世界って、なんだか本当に怖いところですね。魂を導く存在として死神がいるらしいです。
さて、麗は久しぶりに家族と会えることになりました。
お父さんと妹は、麗と再会できたことを本当に喜んでくれていますが……お母さん、どうなんだろ。
地下世界に落ちてきて、麗だけ別のところに行かされるとなったとき、当然お父さんと妹は心配しました。
でもお母さんは、どうせ言ったって無駄よと、冷たかった。この人、本当に母親なのかと思いましたけど、さすがにここへきて心配しないとかないよな……と思ったら、今度は簡単に人を信じるなと言い出しました。
淵絹様によくしてもらっていると説明しただけなんですけど。
あの日、ひどいことを言ってごめんなさいと、一応麗に謝っていますけど、こんなわけのわからんところに来て娘が初めて出会った男について行くなんて言ったら怒るのは当たり前でしょ?という。
たしかに、そうなんだけど、この人の怒り方は違うと思います。愛する娘を心配しているのではなくて、自分の思い通りに行動しないとか、自分のいうことを聞かないという理由で怒っているのだと思う。
で、この家族たちは、なぜか結構酷い扱いを受けている。みすぼらしい服に、食べ物は自分で用意しろと言われて、畑仕事。
実はこの地下世界、青い空はないけれど、穀物と新鮮な野菜は豊富らしく、自分で収穫すれば食べるものには困らないのだそうです。
そうはいっても、地上世界の人間が自分で畑仕事をして食べ物を得るなんてのは、かなり大変ですよね。だから妹は、私たちもお姉ちゃんと一緒に暮らせないの?とお願いします。
私には決められないと困る麗を見つめるお母さんの目が怖い。
絶対何か企んでる気がする。
麗を困らせるようなこと言わないのと妹をたしなめますが、次来るときは何か持ってきてくれない?という母。
あなたのいう通りの良い人なら、私たちのことも気遣ってくれるはずと。
地上で、生活費をねだっていたのと変わりないですね。
帰り際に、「やっぱりお母さんには麗だけだわ」といわれ、麗は、自分が家族を守らないととまた自分を追い詰めてしまっていますね。
うーん、毒親の影響からはなかなか抜け出せないか……。すっかり洗脳されちゃってる感じですね。
お父さんも妹も、いい人かと思ったけれど、違う気がしてきた。結局、麗に寄生している感じがします。
・地上へ行く方法は淵絹もわからないという
・麗は久々に家族と再会
・服も食べ物も粗末だから、今度来るときは何か持ってこいと母に言われる麗
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